複数管理者でレッスン予約管理可能な会員サイトの構築

物販やPPCアフィリエイト等による販売手法を教える企画の、会員サイトを構築しました。

数名の講師がそれぞれコンテンツ配信やSkypeコンサル等を行なうため、コンテンツや予約状況を管理しやすい会員サイトを目指しました。

A. システム構成

  1. 決済システム【外部】
  2. メール配信システム【自社サーバー設置型】
  3. 会員限定サイト【WordPressにて構築】

B. ポイント

1. 各講師用の投稿ページを個別に用意(カスタム投稿)

本企画では、数名の講師がそれぞれの分野におけるノウハウを教える形式となっています。なので、会員サイト内のコンテンツも講師ごとに分かれている必要があります。

WordPressの「投稿」機能に各講師のカテゴリーを用意する事で講師別にコンテンツを分ける事は可能ですが、カテゴリーを設定し忘れて異なる講師の所に表示されてしまう等の操作ミスも考えられるため、WordPressのカスタム投稿機能というものを利用し、各講師ごとの投稿機能を用意しました。

下のように、WordPress管理画面のメニュー部分に各講師ごとのメニュー項目を用意し、ココから記事投稿する形です。

riceworklab_dashboard

2. Skypeや勉強会の予約を会員サイト内で可能に

本企画は、単にコンテンツを配信して会員が閲覧するだけではなく、講師が直接会員に教える個別指導やグループコンサルも実施しています。

そこで、予め講師側が開催する日時を設定し、それを見た会員が自分の参加できる日時に申し込める「予約機能」を会員サイト上で実現しています。

講師側はWordPressの管理画面から予約可能な日時を設定し・・

予約品目によるカレンダー設定

会員側は会員サイトの予約ページにあるカレンダーから、空いている日時を選んで申し込む・・という形。よくホテルや電車の予約サイトであるような感じですね、空き状況に応じて表示も「△(残りわずか)」「×(満員)」と変わっていきます。

reserve_02

ちなみに予約機能は、WordPressプラグイン「MTS Simple Booking C」を独自カスタマイズして実現しています。今回は複数講師ごとに予約状況が管理できるよう、上のプラグインをかなりカスタマイズして利用しています。「各講師だけの予約状況が閲覧できるページ」をWordPress管理画面に追加したり、申込用ページのカレンダーを講師ごとに表示可能にしたり、などなど。

※ WordPressプラグイン「MTS Simple Booking C」でどんな事が出来るか?は、以下の当ブログ記事にて詳しく紹介しているので、良ければご参考に。

どこまで出来る?予約システムが実装できるWordPressプラグイン「MTS Simple Booking C」を徹底的に調べてみた

3. TOPページのレイアウト

コンテンツは講師ごとに分かれており、講師単位でもさらにカテゴリーに分かれています。また、運営全体からのお知らせ(次回の合同勉強会のお知らせ等)もTOPページに表示させたいとの事だったので、新着記事から順に表示される「ブログ形式」ではなく、レイアウトを工夫して「講師別コンテンツ」「講師別コンサル予約」「運営からのお知らせ」などの各コンテンツへ辿りやすくなるよう工夫しました。

riceworklab

4. フォーラム(掲示板)の実装

購入者同士が自由に交流できるフォーラム(掲示板)機能も、会員サイト内に用意しました。

C. 報酬形態について

本プロジェクトは1期、2期、・・と
決まった期間での実施という事で保守対応も少なそうだったため、
「初期費用」のみで請け負いました。

今後はさらに自動化して、随時購入が発生するコンテンツ販売形式に移行するとの事なので、仕様変更なども含めて新たな提案をしていこうと考え中です。

D. 所感

今回は、会員登録の部分は決済システムと連動させずに手動で行なっています。というのも、募集期限が決まっていたため会員登録が発生するのは1回のみだったので、システム化するよりも手動で一括登録した方が早かったからです。

システムというのは必ずしも「全てを自動化すれば良い」というものではなく、頻度や手間に応じて手動対応のままにしておいた方が、実際にシステムが完成し動かせるまでの時間を短縮できます。

「必要なものを必要な時に作る」という姿勢も、大事にしています。