データ分析と情報発信の仕組みを融合したWebサイト構築

「クラウドファンディング」と呼ばれる、新しい資金調達の仕組みに関するコンサルティング業務を行なっている会社のWebサイトを構築しました。

Webサイト名
クラウドファンディング・ラボラトリ(Crowd Funding Laboratory)

集客目的だけでなく、コンサルティング業務に用いる分析資料作成や後の会員サイト化も見据えた構造のWebサイトになっています。

A. システム構成

  1. メール配信システム【自社サーバー設置型】
  2. Webサイト【WordPressにて構築】

B. ポイント

1. TOPページに各情報が整理されて表示される工夫

業務や活動内容と、初心者向け情報・事例分析などのコンテンツを1サイトにまとめているため、各情報の配置を工夫しました。

WordPressのカスタム投稿機能を利用して、通常の「投稿」や「固定ページ」以外に様々な投稿機能を用意。

cfl_admin

「ラボ活動新着」に記事を追加すれば、TOPページの左上「ラボの活動新着/TOPIC」に、「事例分析」に記事を追加すれば、TOPページの右上「新着記事」と下の「プロジェクト事例分析」に、それぞれ新しい順で記事へのリンクを自動表示する事で、より記事を管理しやすい環境にしました。

cfl_top

2. 定点観測データを活用した自動記事生成

毎週1回、業界TOP10のWebサイトからデータを抽出してまとめた記事を配信していますが、これは全自動で行なっています。

毎週指定の曜日&時間になると僕の作ったプログラムが自動で動き出し、各Webサイトから必要な情報を抽出して、記事に必要なデータとして整形し、文章化して自動配信しています。FacebookやTwitterへの告知も全自動。

ネットビジネス系で流行った自動記事生成ツール(キーワードを指定すれば他サイトから記事をコピーしてくる類のもの)には価値を感じないのですが、このように「毎週観察していないと得られない統計データ」を自動でまとめたものは、非常に良い資料になるので価値あるコンテンツだと考え、作成しました。今後はもう少し踏み込んで、データベース化していく予定です。

3. 会員サイト化を見据えたサイト構成

本サイトは今後会員サイト化し、一部コンテンツは登録しないと見られない状態にする予定です。

会員サイト化は、簡易的なものであれば「記事のパスワード保護」機能を利用したり「Basic認証」と呼ばれる仕組みを使えば良いですし、より細かく制御したければ「Theme My Login」などのWordPressプラグインを使えば、比較的すぐに実現できます。

通常のWebサイトを会員サイト化していくにも様々な選択肢があるのが、WordPressで構築するメリットといえます。

WordPressで会員サイト機能を実現できるWordPressプラグイン「Theme My Login」で、どのような形態の会員サイトが構築できるかについては、以下の当サイト内記事でも解説していますので、良ければご参考に。

パターン別『Theme My Login』その他を利用した会員サイト構築のアイデアまとめ
http://while-creation.com/membershipsite-with-thememylogin/

C. 報酬形態について

本プロジェクトはサイト制作だけでなく
プロジェクト企画やセミナー開催にも関わるので、
「月額固定費」+「成功報酬」という形で請け負いました。

D. 所感

初期はWebコンテンツが全く無い状態だったため、
集客よりも既に開催予定のセミナーや講義で利用する資料作りも兼ねて
各記事コンテンツの作成を行なっていました。

今後は、SEOに力を入れた集客や
会員サイト化、電子書籍販売などによる
Web上でのマネタイズについても提案&構築していきます。